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獣冠人物像 2007.05.23更新
青銅、残高42.6cm
三星堆博物館
この人物は頭上にかぶせた奇妙な冠をもって目をひく。この冠をよくみると、耳を長く伸ばし、鼻を内々と立てて口先がソケットになっている、大のような頭をするものであることがわかる。これが犬ではなく狐らしいことは、遺物の中に存在する「九尾狐」と思われる青銅像を見ても明らかである。ということは、この冠をかぶった男はさしずめ「狐男」ということになるが、両手を拳のように丸めてなにか呪いをかける格好をしていることから、やはり祭祀活動の中で狐の役をするシャーマンを表していたとみてよさそうである。出所:「三星堆」
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