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咸頭嶺遺址 2007.06.18更新
【和:かんとうりょういせき】 |
【中:Xian tou ling yi zhi】 |
新石器時代>咸頭嶺遺址
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咸頭嶺遺址は広東省の深セン市咸頭嶺で発見されて、典型的な砂丘遺址である。出土した遺物には新石器時代と殷代(紀元前17世紀から前11世紀まで)の物があり、その中でも新石器時代の遺物が最も重要である。炭素14法による測定のデータによれば、この遺址は今から6000年から7000年前のものである。この遺址に対する考古学的研究は、今を遡ること6000年から7000前の間の珠江デルタ地域における、考古学的にみた文化の時期区分をするにあたり、重要な基準を提示するだろう。また、今から7000年前の遺物は目下のところ珠江デルタ地域で発見され、年代が正確に測定されているもののうち人類最古の遺物である。これらの遺物は珠江デルタ地域の古文化の起源を探る上で重要な手がかりを与えている。発掘により、この遺址が当時としては権威的な存在で、周囲の遺址に対して強い影響力や支配力を持ち、中心となっていた集落の遺址であり、また目下のところ唯一の全面的に珠江デルタ地域の新石器時代中期の考古学的文化の様子を反映している典型的な遺址であることが明らかになった。咸頭嶺遺址は一つの鍵であるといえる。中国珠江デルタ地域の新石器時代中期における考古学的文化を深く知るためのキーポイントの一つである。この遺址の深い研究を通じて、これまでずっと未解決だった嶺南(現代の広東と広西の地を指す)史前の考古学的問題を解決するにあたり重要なヒントを得られるかもしれない。2006年度に中国十大考古学発見に選ばれた。出所:中国網
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