考古用語辞典 A-Words

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タンカ (唐卡)2007.07.02更新

タンカ

【和:たんか
【中:Tang ka
面白テーマ>チベット仏教美術>タンカ

  タンカとはチベット仏教に用いられる布製宗教画の総称で、チベットでは「タングゥー」と呼ばれる。布の上に描いた絵画に錦緞裱軸の装飾を加えたもので、中国語では「唐卡(タンカ)」「巻軸佛画」「藏布画」とも称される。 製作に使用する材料や技法から「彩色タンカ」「刺繍タンカ」「織物タンカ」「鉱石タンカ」などに分類される。 また内容から、転生輪廻や宇宙観をあらわした「曼荼羅(マンダラ)」、釈迦牟尼や阿弥陀如来をはじめとする各仏様、観音菩薩や文殊菩薩をはじめとする各菩薩、大威徳金剛や吉祥天をはじめとする護法神などがある。とくに、チベット仏教に功績のあった歴代のダライラマやパンチェンラマなどの高僧を描くこともある。また独自な発展をとげたチベット医学を反映した「医学タンカ」も大変興味深い。このほか歴史的故事にちなんだものや生活を描いたものも一部には見うけられる。出所:金丸良子

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