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護法神(チューキョン) 2007.07.07更新
邪悪なものから仏教の教えを守ってくれる護法神は、恐ろしげな形相をした忿怒尊の姿で描かれる。インドの神々が取り入れられたものや、仏教が入ってくる以前からチベットにいた土着の神々がグル・リンポチェに説き伏せられて改宗したものが多い。
大威徳金剛(ドルジェ・ジグジェ)は、水牛の頭をもつゲルク派の守り本尊(イダム)。
吉祥天(パンデン・ラモ)は、もともとはインドの神シュリ・デヴィ。女神とは思えない形相だが、歴代ダライ・ラマの守り本尊であり、チベット政府の守り本尊でもある。
時輪金剛(トゥコル)は、密教が達した最高の教義である時輪タントラを表わす神。インド名はカーラチャクラ。男尊と女尊が抱き合った父母仏(ヤブユム)の姿で描かれる。
このほか、寺院を守る四天王として、西を守る「広目天」、北を守る「毘沙門天(多門天)」は、黄色い身体に宝を吐き出すマングースと勝利の幡をもつ財宝の神でもある。南を守る「増長天」、東を守る「持国天」は琵琶をもつ。
出所:金丸良子
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