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乳釘紋銅爵 2007.07.15更新
【和:にゅうていもんどうしゃく】 |
【中:Ru ding wen tong jue】 |
殷・周時代|青銅器>乳釘紋銅爵
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二里頭文化
1975年河南省偃師市ニ里頭遺跡出土
青銅
高さ22.5cm、幅31.5cm
河南省洛陽博物館
二里頭遺跡では、中国史上はじめて儀式などに使う青銅製の容器が出現する。この器もそのうちの一つで、爵という酒を温めて注ぐものである。腹部に5つの乳釘文がつくだけのシンプルなデザインであるが、初期の青銅器の特徴をよく表わしている。爵で温めた酒は、流と呼ばれる左側の細長い注ぎ口から注いだ。青銅礼器としての爵は、陶製の器に由来し、二里頭文化の時代を経て殷(商)・周へと受け継がれていく。また、「爵位」という言葉でもわかるとおり、爵は後代、身分制度と大きな関わりをもつ器ともなる。出所:「世界四大文明・中国文明展」
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