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「古貞般有禍」ト甲 2007.07.16更新
【和:こていぱんゆうかぼくこう】 |
【中:Gu zheng ban you huo Po jia】 |
殷・周時代>「古貞般有禍」ト甲
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殷(商)
伝河南省安陽市出土
亀腹甲
長さ19.8cm、幅10.2cm
中国国家博物館
殷(商高)王朝では、国の大事や多種多様な事柄を占いによって決定した。占いには亀甲や獣骨を用い、表面がひび割れするように予め加工しておいた裏面に火を押し当て、表面にできたひび割れの仕方によって吉兆を占った。漢字の「ト」という字は、まさにこの占いでできたひび割れの形からきたものとされる。占った内容、結果等はその後甲骨上に刻まれた。このト甲では、般という人物(第22代武丁の重臣あるいは将軍)に災いがあるかどうかということが占われ、占いの結果“吉”つまり災いはないという結果が出たことが刻まれている。また、ひび割れのわきにはそれぞれ数字(一、二、三…など)が刻まれており、どのような順序で、何回占ったのかということも読み取ることができる。出所:「世界四大文明・中国文明展」
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