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跪射武士陶俑 2007.07.18更新

跪射武士陶俑

【和:きしゃぶしとうよう
【中:Gui she wu shi tao  yong
秦・漢・三国|陶磁器>跪射武士陶俑


1977年陝西省西安市臨潼区秦始皇陵兵馬俑2号坑出土
陶製
高さ120cm
陝西省秦始皇兵馬俑博物館
これは混成機動部隊であった始皇帝陵兵馬俑2号坑から発見された俑である。いしゆみ(弩)をかがんで射る体勢をあらわしている。靴の裏には糸で縫われた多くの滑りとめの文様が描かれている。これは秦が占領した楚の地域で出土した法律文書に記載された秦の人のくつを示す「秦?履」であろう。それは楚の人々の靴とは異なった形のものであった。秦が主に活動していた関中平原は黄土地帯に位置し、雨が降ると滑りやすい。そのため、秦ではこのような靴が一般的であったのかもしれない。またこのタイプの俑は、冠をかぶっておらず、髪型はまげを結って三編みを一つにまとめていたことがわかる。出所:「世界四大文明・中国文明展」

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