考古用語辞典 A-Words

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漆六博具 2007.07.22更新

漆六博具

【和:しつりつはくぐ
【中:Qi liu bo ju
秦・漢・三国|彫刻・書画>漆六博具

前漢
1973年湖南省長沙市馬王堆3号墓出土
木・漆
高さ17cn、長さ45cm
湖南省博物館
六博は漢代に流行したサイコロゲームで、漢代以降廃れてしまったため、遊び方はよくわかっていない。出土品や文献をもとに推定されるゲームの進め方は、布を敷いた盤上でサイコロ(通常は6本の竹棒を用いるが、馬王堆の六博具では18面体のサイコロ)を振り、天地を表す文様が画かれたもう一つの盤(博局)で駒(棊)を進め、点棒(算)で計算しながら勝敗を競ったらしい。敗者に罰杯を強いることもあった。黒漆を塗った正方形のケースの中に収納されていた六博具は、遣策(埋葬品リスト)によってそれぞれの名称を推定することができる
・博局=天地を表すT,L・Vの曲道と中央の四角、4羽の飛鳥が描かれている。この上でコマを進めた。
・博煢=18面体のサイコロで、「一」から「十六」までの数字と「驕」「妻畏」の文字が記されている。
・象棊12個=盤上で進める象牙製のコマで、白と黒の2色がある。
・象筭30本=点棒に使う「算」。象牙製。
・象割刀・象削=象牙製の刀。点数表を竹簡に記す時に使われたのだろうか 。出所:「世界四大文明・中国文明展」

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