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尊(三星堆遺跡) 2007.07.25更新
三星堆遺跡出土
青銅器
高46.1cm 口径47.8cm
三星堆博物館
口縁部と圏足部が破損している。口頚部はラッパ形に開き、3条の凸線をめぐらせる。肩部は高い浮き彫りの牛頭と羽根状の稜飾をそれぞれ三方に交互に配し、その間に夔龍文をほどこしている。牛頭は半球形に突出した目、大きな角をもち、額に小さな稜飾がある。下腹部は丸くすぼまり、腹部は羽根状の稜飾で区画した間に饕餮文がある。饕餮文は目が半球形に突出し、浮き彫りふうに表された角や鼻、口、羽根状の身体はばらばらに分解した形である。その両側にある鉤形の文様は、龍を表したものだろうが、羽根状に変形している。殷墟出土青銅器の饕餮文とくらべると、全体に崩れた文様で、地方的な特徴といえる。圏足には、上端の三方向に十字形の孔がある。出所:『三星堆』
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