考古用語辞典 A-Words

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藍色緙絲彩雲金龍文朝袍(皇帝冬朝服) 2007.08.13更新

藍色?絲彩雲金龍文朝袍(皇帝冬朝服)

【和:らんしょくこくしさいうんきんりゅうもんちょうほう
【中:Lan se ke si cai yun jin long wen chao pao
明・清|絹・衣類>藍色緙絲彩雲金龍文朝袍

清(光緒期)、光緒帝が冬至に着用した藍色の綴織の朝服
衣服類
総丈139cm,両裄231cm.袖口21 5cm,裾幅162cm
北京故宮博物館蔵
藍色の朝袍は清朝皇帝の礼服の一種です。冬至には,必ずこれを着用し,園丘に行き,祈谷〔豊作, 豊収を祈願すること〕や祭天の大典を行ないました。清朝の皇帝は,自ら城外に出向くことがあまりありませんでしたが,長い間雨が降らない時は,皇帝はすぐさま園丘へ向かい,雨乞いの祭祀活動を行ないました。干ばつの状況が厳しい場合,この祭祀は数日間続きました。
この藍色の朝袍は金糸と彩色系の両方を用い,平織りに緙絲,「通経断緯」〔平織りで緯糸を織る際に,模様に従い随時緯糸を換えることのできる精巧な文様織りの技法。日本における綴織の一種〕の技法で織られています。文様は立体感が際立っており,装飾効果が強く表われています。出所:『紫禁城の后妃と宮廷芸術』

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