清(光緒期)、光緒帝（幼少時）が夏に着用した龍文様がある明黄色の紗の吉服
衣服類
総丈78cm， 両裄116cm， 袖口16cm， 裾幅74cm
北京故宮博物館蔵
明黄色の花抱は清朝皇帝の吉服で，これは様々な祝いの行革に参加する際， つねに皇帝の龍掛とともに着用するものです。清朝の服飾として，強い装飾性と実用性をそなえており，また濃厚な民族的風格をあわせ持っています。それは特に馬蹄袖といわれる袖の形で，満民族の風習を反映し，満族の馬術，弓,武を尊ぶ「馬上得天下」〔馬上で天下を得る〕という精神を， 生き生きと再現しています。
この明黄色の小龍袍は，明黄色の紗地に，鮮やかな色で海水，江崖および十二章の文様が刺繍されています。これらの刺繍が九匹の金龍を引き立てており，いっそう威厳のある様子で，躍如として真に迫ってきます。出所：『紫禁城の后妃と宮廷芸術』

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