清(光緒期)
光緒帝の貴妃が夏に着用した金黄色の紗の朝服
衣服類
身丈136cm，両裄187cm，袖口幅27cn，裾幅112cm
北京故宮博物館蔵
全黄色の朝袍は清朝の貴妃の礼服の一種ですてこれは清朝の皇太后，皇后，皇貴妃が用いることのできる明黄色の朝袍とは区別されます。清朝の服節制度は，衣服の形式，色彩，材質，文様などに対して厳格な規定がありました。そのため「仲の良い人と疎い人とを分けて，人の階級の厳格さを理解するのに一番う）かり易いのは服」でした。貴妃の朝袍と皇后の朝袍は色彩に違いはありますが、 衣服の機能や着装の形式は同じでした。出所：『紫禁城の后妃と宮廷芸術』

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