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光緒帝朝服像 2007年08月20日(月)更新

光緒帝朝服像

【和:こうちょていちょうふくぞう
【中:Guang xu di chao fu xiang
明・清|彫刻・書画>光緒帝朝服像

清(光緒期)
絹本,彩色(軸)
縦 262cm, 横 188.2cm 
北京故宮博物館蔵
光緒帝〔1871~1908〕,愛新覚羅・載湉。道光帝の第七子である醇親王奕譞の子です。1875年の初め,同治帝が世を去り,嗣子が無かったため帝位を継ぎました。年号は光緒,廟号は徳宗。幼年で即位したため,権力は慈禧皇太后が掌握しており,光緒13年〔1887〕親政後も継続して慈禧皇太后が政治権力を持つところとなっていました。彼は政治において,維新派の主張を受け入れ,1898年6月変法を詔し,新しい政治を実施したため保守派から憎まれていました。 9月慈禧皇太后は保守派勢力によって政変を敢行し,彼は北京の中南海瀛台に幽閉されて,1908年11月14日に世を去りました。
画面の光緒帝は,皇帝の宝座に端座し,貂皮でふちどりされ,十二章,龍文,海水江崖および八宝などを刺繍した朝服を着用し,右手は朝珠を軽く握り,腰の左側には香袋,右側には短刀を佩びている正装をした朝服像です。顔は淡い色彩を塗り,ほっそりとした輪郭,鋭いまなざしには英武の気が溢れています。大志と抱負を胸に秘めた青年皇帝の精神が充分表現されている像といえます。出所:『紫禁城の后妃と宮廷芸術』

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