考古用語辞典 A-Words

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2007年09月26日(水)更新

玉

【和:ぎょく
【中:Yu
基本用語>


玉は,その半透明のうつくしい色によって,新石器時代から愛用され,中国でも, 日本でも装身具,器物としてつかわれている。硬度6.0~6.5のものを軟玉nephrite,7.0のものを硬玉jadeiteという。軟玉は石灰および酸化マグネシウムの性酸塩で角閃石の類,硬玉はナトリウムとアルミニウムの珪酸塩で輝石の族,比重は2.9~3.1と3.2~3.4で区別できる。色彩は,軟玉は乳白色のものが多く,緑,黄,紅色のものもあり硬玉は緑と白色で,暗緑のものがある。中国における軟玉の産地は新彊のホータンが古来有名であり,硬玉の産地は雲南から北ビルマという。中国では主として軟玉がつかわれた。

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