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殷墟婦好墓 2007年10月04日(木)更新
【和:いんきょふこうぼ】 |
【中:Yin xu fu hao mu】 |
殷・周時代 >殷墟婦好墓
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商代後期の都とされる殷墟は、河南省安陽市の西北郊に所在する。小屯付近の宮殿・宗廟地区と、侯家荘の北の王陵区を中心に、洹河の南北に約30k㎡の範囲に広がっている。1930年代から発掘が行われ、王墓と推定される大型の墓などが発見されて、商代考古学の中心的な遺跡となっている。1976年にここで未盗掘の1墓の墓が発掘された。それが殷墟5号墓(婦好墓)である。5.6×4mほどの土壙墓で、王墓と考えられている基ほど大きくはない。副葬品は青銅器468点、玉器755点など、1928点を数える。青銅器には大型で質の良いものが多く、その多くに「婦好」や「大司辛」の銘文がある。これは甲骨文史料に現われる商王朝の王「武丁」の配偶者の一人である「婦好」であると考察された。「司辛」はその死後に祀られた時の名である。婦好は兵を率いて何度も四方に遠征を行ったことが知られている。商代の墓で被葬者が推測されているのはこの墓だけである。 出所:「中国国宝展」
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