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鉞(婦好墓) 2007年10月06日(土)更新
青銅
高39.5cm、刃幅37.3cm
1976年河南省安陽市婦好墓出土
商時代・前13-12世紀
中国社会科学院考古研究所蔵
2点発見された大型の鉞の1つである。鉞とは大型の斧である。2つの孔と突出した方形部分を利用して、柄を付けて使用された。商代の青銅器に見られる図象銘(記号のようなもの)には、鉞のようなものを用いて人の首を斬る形があり、斬首に使われたと考えられている。鉞は王が正義を執り行う道具と考えられており、諸侯が王から鉞を賜るのは、刑罰を行う権が王から臣下に授けられることを象徴的に示すものであった。人の首を間にして2匹の龍が表わされているが、その紋様を全体として見ると、中央下の部分は、獣が大きく口を開け牙をむき出した形となっている。その下には「婦好」の銘文がある。 出所:「中国国宝展」
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