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方鼎(大洋洲) 2007年10月07日(日)更新
【和:ほうてい】 |
【中:Fang ding】 |
殷・周時代 |青銅器>方鼎(大洋洲)
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青銅
高97cm、口縁部58cm×49.3cm、腹部の深さ41cm、重49kg
1989年江西省新干県大洋洲出土
商時代・前13~11世紀
江西省博物館蔵
耳の上に虎形の飾りが付き、四足の上部には羊の頭が付けられる。耳の上に付くこのような飾りは、中原の商周時代の青銅器には見られないもので、大洋洲出土の青銅器の特色である。しかし耳の上の飾りを別にすると、この方鼎は中原の二里岡遺跡出土の方鼎とそっくりである。全体の形に加えて、器の各面の中央に長方形の無紋の部分があり、周囲に百乳紋帯と饕餮紋を配するという紋様構成も同じである。二里岡出土の方鼎の年代は、この大洋洲追跡の年代よりも一段階早いと考えられる。いずれにせよこの方鼎は中原の青銅器を模倣したものであろう。 出所:「中国国宝展」
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