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鏄(大洋洲) 2007年10月09日(火)更新
青銅
高33cm、幅18.5cm
1989年江西省新干県大洋洲出土
商時代・前13~11世紀
江西省博物館蔵
楽器の鐘の類は4点出土した。この鏄が1点と、鐃が3点である。鐃とは開いた口の部分を上に、柄を下にして叩いて使う楽器であり、鏄は吊り下げて叩く鐘のうち下辺が平らなものである。この鏄の上部両側に置かれた鳥(現在そのうちの1つはとれている)、両側の稜飾などは長江流域の青銅器の特徴であり、正面に配置された牛頭や裾の紋様は大洋洲出土青銅器独自の紋様である。中国南方ではしばしば大型の鐘の類が見出されるが、それらは中原から伝わった鏡などを基として西周時代頃に中国南方で創り出されたと考えられている。大洋洲で出土した鐃やこの鏄はきわめて早い例ということになる。 出所:「中国国宝展」
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