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晋侯墓地 2007年10月09日(火)更新
山西省の曲沃・翼城両県の県境にある天馬・曲村遺跡では、1992年から1994年までに、8組17基の晋侯および晋候夫人の墓が発掘された。晋の武侯(西周中期)から文侯(春秋初期)の8代である。これらの君主の墓は、出土した青銅器の銘文と文献に現われる君主の名前を照合することにより、その被葬者が推定されている。晋国は、周の成王の弟である唐叔虞が夏墟に封ぜられ、その變里の時、晋を名乗ったことから始まる国である。西周時代の有力な諸侯の墓地は、他に北京市の琉璃河で燕国の墓地、河南省濬県辛村で衛国の墓地、三門峡市上村嶺で西周から春秋初期に至る虢国の墓地が発掘されているが、被葬者の名前まで推測できるような形でまとまって発掘された例は他になく、貴重である。ちなみに西周の王墓もまだ明らかになっていない。 出所:「中国国宝展」
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