考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

連禁大壺 2007年10月11日(木)更新

連禁大壺

【和:れんきんたいこ
【中:Lian jin da hu
春秋戦国|青銅器>連禁大壺

1組(壷2合、禁1基)
青銅 
壺高99cm、座高13.2cm、長117.5cm、幅53.4cm、総重量240kg
1978年湖北省随州市曽侯乙墓出土
戦国時代・前5世紀
湖北省博物館蔵
 壷は酒を入れる器であるが、これは2つの同じ形の壷が禁と呼ばれる台に載って1組になっている。壺の口縁には別作りの透彫装飾が付き、蓋が載る。春秋時代にはしばしば大型の方壺が用いられるが、戦国時代には円壷が一般的になる。この曽侯乙墓出土の円壷は両側に付けられた籠形の装飾や、腹部の十字形など、春秋時代の大型方壷に見られる特徴を受け継いでいる。禁の発見例は少ない。西周時代に2例が知られ、春秋時代には淅川下寺2号墓からの出土例がある。曽侯乙墓のこの禁は貴重な戦国時代の例である。 出所:「中国国宝展」

関連情報

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.