考古用語辞典 A-Words

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修徳寺 2007年10月16日(火)更新

修徳寺

【和:しゅうとくじ
【中:Xiu de si
建造物・遺跡・墓>修徳寺

 河北省山陽県城外の西南に位置する。1953年にここから大量の仏像が発見され、翌1954年に発掘調査が行われた。南北100m、東西35mの寺址より、唐(あるいは五代)、宋、明代の殿址がみつかり、また、宋代の殿址の下に掘られた2.5m四方ほどの2つの坑から白大理石(白玉)製の仏像が出土した,総数は2200点を超える。この内の1割以上に紀年銘があり、北魏・神亀3年(520)から唐・天宝9年(750)に及ぶ。また、紀年銘像は隋代以前のものが全体の9割近くを占めている。釈迦、弥勒、無量寿、阿弥陀、観音や半跏思惟像などの単独像の他、釈迦、阿弥陀、観音、思惟像などの同じ像を2体並べた形式の像がある。まとまった数の仏像の出土例としては最大規模を誇り、また、在銘像が多く、しかも北魏から店代まで各時代を網羅している点が特筆される。小型の仏像が多いことから、階層のそれほど高くない者の発願造像が主であったとされ、一説に定州恒岳寺の仏像が安史の乱(756)ののちにここへ放棄されたともいわれる。寺址には現在も北宋・天禧3年(1019)の修理銘をもつ八角六層の樽塔が立つ。 出所:「中国国宝展」

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