考古用語辞典 A-Words

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釈迦如来立像 2007年12月13日(木)更新

釈迦如来立像

【和:しゃかにょらいりゅうぞう
【中:Shi jia ru lai li xiang
晋・南北朝|石器・ガラス>釈迦如来立像

石造彩色
総高55.5
北周・大象二年(580)
上海博物館
 石灰岩一材から彫出する。衣を通肩につけ、蓮華座上に直立する。右手は施無畏印を結び、左手は指を曲げ宝珠のようなものを掌に包みこんでいるように見える。ずんぐりとした体躯にまとう衣に刻まれた衣文線はリズミカルで、童子のような面貌とあいまって本像の愛らしさが強調されている。のみ跡を残したままの体部背面はほぼ平らで、左肩から垂下する衣端と四本の衣文線、衣の下端の段差がわずかに表わされるのみである。後頭部には頭光をとりつけていた枘跡があるが、現在は欠失している。また、彩色の跡がわずかに認められるが、現在は殆ど剥落している。肉身の厚みは充分にとられているものの、側面観は重視されず両腕は極めて短く作られている。
本像に近い作例として、山西省博物館蔵釈迦如来立像(北周・天和四年〈569〉、元山西稷山大郝村所在)、同博物館蔵如来立像(北周、山西万泉県文化館旧蔵)、米国ネルソン・ギャラリー蔵如来立像(北周・570年頃、陝西省長安県出土)、さらに大阪市立美術館蔵釈迦三尊像浮彫(隋・開皇六年〈586>)などがあげられる。いずれも寸づまりの体形、丸顔、衣文線のつくりや衣裾の折返しの処理の仕方などに共通性があり、こうしたつくりは北周から隋にかけての一つの様式と見做すことができよう。
方形の基台上部左右には、一対の獅子像があったようだが、右側は完全に欠失し、左側も頭部を失っている。基台正面には、銘文および供養者三体と比丘形一体、左右側面にはそれぞれ三体ずつの供養者を線刻する。銘から、大象二年(580)、周紀仁の造像であることが知られる。出所:「上海博物館展」

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