考古用語辞典 A-Words

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品級山    2008年02月09(土)更新

品級山

【和:ひんきゅうざん
【中:Pin ji shan
明・清|青銅器>品級山

乾隆期
銅造
長40cm 幅24cm 高31.5cm
  品級山は、清代に宮中で大典が挙行された際、文武百官が皇帝にむかって行礼をする位置を示す目印である。清代の官員の等級は正一品、従一品から正九品、従九品まで十八にわけられていた。
「清会典」では、 皇帝の登極(即位)、 大婚、毎年の元旦、冬至、万寿(皇帝の誕生日)などの祝いにはすべて太和殿で典礼を挙行することが定められており、典礼に際して王公、文武百官は皇帝にむかって慶賀の礼をおこなった。王公たちは丹陛の上、文武百官は丹墀の下に文官は東側、武官は西側に品級別に並ぶ。東、西二列にわかれ、各列に正一品から従九品まで各十八、合計して七十二座になる。品級山は青銅で鋳造された山形をしており、正面に満・漢二種の文字で品位等級をあらわしている。出所:北京「故宮博物院展・紫禁城の宮廷芸術」1985-85

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