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スクレイパー2 2008年02月23(土)更新
(凸刃刮削器(1)、凹刃刮削器(2)、錐形器(3))
時代:旧石器
法量:長さ1.7cm、1.6cm、3.2cm
出土年:1972年
出土地点:四川省漢源県富林鎮
富林文化遺跡は漢源県富林鎮北面の山麓の低い丘陵上、大渡河中・下流域の谷間に在する。1972年の発掘で採集された石器標本は合計4588点で、主な石材はフリントである。富林文化の石器は中国の小石器文化伝統に属している。小石核、小石片、小石器が大多数を占めている。
一般に長さは2.7cm以下で、幅は1.6~1.9cmの間である。加工方法は錘撃法が主であり、少数ながら錘撃法も用いられている。製作時には片面を反りかえす加工技術が主となっている。主要な器形には刮削器、尖頭器、端刮器、砍(石+匝)器、彫刻器がある。その中で刮削器の数量が最も多く、尖頭器が次となり、少量の石片石器がみられる。出所:『中国四川省古代文物展』-三国志のふるさと、遥かなる大地の遺宝2000
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