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玉琮(1)
2008年05月12日(月)更新
太湖地区の新石器時代陶器と玉彫
紀元前約2,500~2,000年
1973年呉県草鞋山出土
高さ18.5cm 上孔径5.3cm 下孔径5.2cm
祭祀に使う玉器。透閃石製。外方,内円の長方柱形をなし,上辺が下辺よりやや大きい。七節に分かれ,各節の四隅を中心に象徴的な獣面文四組が刻まれている。『周礼』に「黄琮を以て地に礼す」とあるように,琮は古代に地を祭る際の礼器であった。原始社会末期には,祭祀権を握る者がたいてい氏族の首領であったため,琮は権力の象徴でもあった。この玉琮を出土した墳墓からは,70点に達する副葬品が発見された。その中に大小の玉琮4点と玉璧2点が含まれており,墓主の豊かさと祭祀権の掌握を物語り,父系氏族社会の特長を示している。出所:『南京博物院展』1981
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