考古用語辞典 A-Words

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楽山大仏     2008年06月02日(月)更新

楽山大仏
【和:らくざんだいぶつ
【中:Leshan dafu
面白テーマ|>楽山大仏

 楽山大仏は大きい石彫刻の弥勤仏の座像であり、唐の玄宗帝開元初年(713年)に、開鑿工事を始まつた。資金、工匠を募集しながら、朝廷の税金による援助を受けて90年間を費やしてとうとう完工した。大仏は、峨眉山東に31キロ離れる楽山市東を流れる岷江、青衣江、大渡河の合流処、凌雲山西壁にある。高さ71mの大仏は、川に臨んで石の山を開鑿して出来た。頭は長さ14.7m、幅10mで、肩の幅は24m。耳は長さ7mで、耳穴には2人も立てる。幅8.5mの足の甲には、百人以上を納められ、世界では最も高い仏像である。従来、「仏様は山であり、山は仏様である」と称えられた。西の峨眉山に向かつて、後ろ9つの峰を寄りかかり、足が3つの川の合流処を踏み入れる座像は、均整のとれた体型と端正な面影を持つている。楽山大仏開鑿の歴史的功績は、中国の仏教文化の隆盛を創り上げたばかりではなく、地元の住民に利をもたらした水利工事を築き上げたことにある。その水利工事は、3本の川の流れを調節し、船の難破事故を減らし、秦代の李氷が完成した「離堆」水利工事と同様な科学価値と歴史的意義を持つている。1996年に、峨眉山と楽山大仏は『世界文化と自然遺産リスト』にランクされた。出所:中国世界遺産「峨眉山と楽山大仏」

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