考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

    2008年07月05日(土)更新

紙
【和:「かみ
【中:「Zhi
基本用語|>

  文房四宝の中で、紙は筆や墨、硯にくらべて、ずっとあとに現れたものである。先秦時代にはまだ紙はなく、文字を書く時には木や竹を束ねた簡牘を、のちには絹の布を用いた。紙の発明が後漢時代の蔡倫に始まるという説は正しいとはいえず、蔡倫は創始者でなく、先人の経験をまとめて改良を加え、質を高め、より優れた紙をつくったものである。隋・唐代になると紙の質は向上し、皖南(安徽南部)でつくられる「麥光」「白滑」「冰翼」「凝霜」等の優れた紙や、雲蘭紙、宣紙、花葉紙などが現れる。五代・宋代にはいって南唐の後主李煜が祖父の斎号にちなんだ「澄心堂紙」を生産させ、また北宋の熙寧・元豊年間には、有名な「宋箋」とよばれる「金粟山蔵経紙」がつくられた。
明・清代には安徽宣州の宣紙が紙の主流を占め、青檀の樹皮を主原料とし、沙田藁を加えてつくられた宣紙は内外にその名を馳せる。この時期の加工した種々の箋紙もよく知られており、その中には宮廷造辦処製作のもの、地方で加工した各種色彩のもの、例えば、粉箋、蠟箋、砑印花紋様箋があり、当時の加工紙の中心は蘇州であった。乾隆帝は、当時の工芸技術を駆使して、「澄心堂」「金粟山蔵経紙」を倣造させたり、豪華絢爛な宮廷用紙をつくらせた。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.