考古用語辞典 A-Words

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福寿簪  2008年08月01日(金)更新

福寿簪
【和:ふくじゅかんざし
【中:Fu shou zan
明・清|金銀・玉器|絹・衣類>福寿簪

清・同治元年(1862)
長さ:15.5cm 幅14.0cm
  銀地に金鍍金製。皇后、皇妃の髪飾りである。細線を編み上げて作った寿桃(誕生祝いに用いる桃)を飾り、これには翡翠が嵌め込まれている。桃の葉には翡翠の羽が貼り込まれ、ルビーが飾られている。枝は珊瑚製。翡翠の羽を貼りこんで宝石を飾った瓢箪が3個とルビーを嵌め込んだ蝙蝠が1匹見える。蝙蝠の翼には小さな真珠がびっしりと嵌め込まれ、触角は細線細工で作って先に真珠をあしらっている。桃、蝙蝠、瓢箪には「子孫繁栄、多福長寿」の吉祥の意味がある。黄色い付箋がついており「同治元年二月十四日収沈魁交」と書かれている。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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