考古用語辞典 A-Words

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契丹文字銅鏡 2008年12月16日更新

契丹文字銅鏡
【和:きったんもじどうきょう
【中:Qi dan wen zi tong jing
宋・遼・金・元|青銅器|>契丹文字銅鏡


最大径14.6cm
1973年内蒙古昭鳥達盟ハルチン旗永豊出土
形状は等辺八角形,半球形の鈕(つまみ)。幅の広い縁どり,縁の内と外に凸稜がめぐる。内区は角のけずれた方形で,陽文の契円小字が4字,上下右左の順にならび,「寿長福徳」と読む。「長寿は福と徳のあるおかげである」という意味。内区と辺縁の間に浅い浮き彫りの草葉文4組が飾られている。鏡背の左下側に陰刻の漢字「宝坻官」3字があり,官字の下に花押がある。 遼代はうち続く戦争のために貨幣が不足し,銅の禁制は非常に厳しく,官府はしばしば禁令を出して銅銭をつぶして鏡に鋳なおすことを厳禁した。家蔵の古い鏡も当局に届けて検査のうえ署名の刻印をうけて許可された。刻銘の「宝坻官」3字と花押はこの間の事情を物語るものであろう。出所:中国内蒙古北方騎馬民族文物展
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