考古用語辞典 A-Words

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鈞窯香炉「小宋自造香炉」銘 2008年12月18日更新

鈞窯香炉「小宋自造香炉」銘
【和:きんようこうろ「しょうそうじぞうこうろ」めい
【中:Jun yao xiang lu
宋・遼・金・元|陶磁器|>鈞窯香炉「小宋自造香炉」銘


口径25.5,高42.7cm
1970年内蒙古フフホト市白塔村出土
香炉の両側に対称に長方形の耳がつき,その下部にまた獣形の耳一対があり,腹と頸の間をつないでいる。香炉の頸部に,背面に1つ,正面に2つの麒麟が貼付される。正面のふたつの麒麟にはさまれて方形の題記があり,その上に「巳酉年九月十五日小宋自造香炉一个」の楷書銘文(巳酉年は元武宗の至大2年,1309年)が陰刻されている。腹部に獣面と環をはむ鋪首の装飾がはりつけてある。円底で獣形の足3本が鼎立する。全体に天青色の釉が施されているが,釉が厚く施されているので,焼成時に縦横に器表を流れて特別躍動的に見える。造型は美しく重厚な感じがする。元代釣窯磁器中まれに見る珍品。出所:中国内蒙古北方騎馬民族文物展
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