考古用語辞典 A-Words

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青花紅釉貼花花卉壺 2008年12月30日更新

青花紅釉貼花花卉壺
【和:せいかこうゆうちょうかかきこ
【中:Qing hua hong you tie hua hua hui hu
宋・遼・金・元|陶磁器|>青花紅釉貼花花卉壺

景徳鎮窯
元時代・14世紀初
高さ:33.0cm
S.D.ウィンクワース氏旧蔵
口部がまっすぐに立ちあがり肩が張り裾にむかってすぼまる形式の壺。磁胎に青みの強い高火度焼成の透明釉がかかる。青花に釉裏紅(訳注:銅紅釉)、透彫リパネルの貼花、ビーズ紐繋ぎ文様などの装飾技法がこの一つの作品にあわせて用いられている。口部に七宝文帯、肩部に大小の如意頭形の枠を交互に描き、その内に菊、牡丹、美容、道華、花卉唐草文と八宝文をあらわしている。胴には四面に横長の稜花形を浅く掘りくぼめて窓とし、そこに型で作った同形の透彫り風のパネルが小さい足をつけて浮かすようにして嵌め込んである。パネルには岩から生えた花と葉の文様があらわされ、花に紅釉、葉にコバルトの瑠璃釉が施されている。貼りつけパネルの縁どりとして二条のビーズ紐飾りが廻り、その側部下方には青花で唐草文、裾部にはラマ式蓮弁文が描かれている。底裏は無釉のため褐色に焼けている。ビーズ飾りは元時代に景徳鎮窯で青白磁や白磁の仏像等に装飾としても用いられた。出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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