回族服飾　2009年1月12日更新

中国各地に散らばっている回族は649万人あまりで，おもに寧夏，甘粛，青海，新彊，雲南，遼寧，内蒙古，河南，河北，山東，北京などの省， 自治区，市に分布している。
回族はイスラム教を信仰しており，文化や習俗もその影響を受けている．しかし，長いあいだ中国本土の漢族と雑居してきたため，信心のあつい者が日常あるいは礼拝のときに黒色か，白色の丸い縁なし帽をかぶるほか，各地に散居する回族の服装は漢族と変らない．
西北地区に集まり住んでいる回族は，男は好んで黒の小さな帽子をかぶるが，貴州省に住む男は白の小さな帽子をかぶる．女は「古古」と呼ばれる御高祖頭巾風のものをかぶり，少女は一般に緑色の，中年婦人は黒色の，老女は白色のものをかぶる．頭巾は多くが絹や木綿のもので，頭と両耳をすっぽりおおい，肩にかけ，顎の下で結んで顔だけを出す．もっともこれは回教の新教徒の場合で，旧教徒の女性で頭巾をかぶる人は非常に少ない．出所：中国民族服飾1981
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