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朝鮮族服飾 2009年1月14日更新

朝鮮族服飾
【和:ちょうせんぞくふくしょく
【中:Chao xian zhu fu shi
面白テーマ|絹・衣類|>朝鮮族服飾

「白衣の民族」と呼ばれる朝鮮族は, 老若男女問わず,無地のまっ白な服を好んで着, 上下の服から靴,靴下にいたるまで白一色である.朝鮮族がどうして白衣を好むのかということについては, いろいろな言い伝えがあるが,「雪のように白い」ということばで清らかで汚れのないことを形容するように, 白衣を好むのは潔癖で純朴な朝鮮族の性格をあらわすものだというのが,もっともぴったりした解釈だろう.
中国にいる朝鮮族の人口は168万人で, そのうち71万人が吉林省延辺朝鮮族自治州に住み,残りは黒竜江,吉林,遼寧各省と内蒙古自治区に散らばっている. 社会が変化し生活水準が高まるにつれ,朝鮮族の服飾も日を追って多様化している.老人は白服のほか,薄ネズミ色,薄茶色,水色,黒色などの無地のものもよく着る。女性はふだん白の上着に,黒のスカートをはき, 祝祭日には淡紅色, クリーム色,淡い空色と紫色などを単色で着る。子供服の色柄はもう少し鮮やかで明るい。朝鮮族衣裳の模様の特徴は,あっさりとして上品な透し模様である。黒や白やその他どんな単色のものにも清楚で優雅な透し模様が好んで織りこまれる。男性はおもに斜め衿の,ボタンの代わりにリボンを使った白あるいは麻布の元のままの色の短いシッツに,黒か濃紺または茶色のチョッキを着る。また上着と同じ色のだぶだぶのズボンをはく,そして斜め衿の、 リボンで結ぶ白,薄ネズミ色,水色,薄茶色の「周衣」(外套)をまとう。男性は主として上にのべた上衣, ズボン,外套の三種の組み合わせである。これに対し女性の服装は, リボンで結ぶ斜め衿の短い上衣と,襞のたくさん入ったスカートの二種である。未婚の女子と子供の多くは短いスカート.既婚者の多くはくるぶしまである長い纒裙もしくは筒スカートである。女の子の上着は,赤,黄,緑,紫,藍など多くの色を虹のようにプリントした布地で袖をつくる。
朝鮮族は男も女も白いゴム靴をはき,女のは靴先がそり上がっている.女と子供用には白のほか淡いプルーのもある.靴下の多くは白布でつくられる。 朝鮮族の多くは年寄りがいまも髷にさす棒状の金属製簪を用いているほかは,髪になにも飾らない。小さな女の子はおかっぱ.娘はよく一本のお下げに結う。既婚の女性のあいだではパ―マをかけるのがさかんになってきている。出所:中国民族服飾1981
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