高山族服飾　2009年1月17日更新

台湾省に住む高山族は，もっとも早く台湾に住みついた原住民の子孫で，人口は30万人あまりである。大部分が島の中央の山岳地帯に住んでいる。わずかではあるが，大陸の上海，福建，北京，武漢などにも散らばっている． 高山族の服装は，地域によりかなり異なっている．上はマン・卜か胴着か胸あてかで，下はズボンをはき，脚絆を巻く．性別によっても違う。男性は漢族の馬褂（昔の乗馬服で日本の羽織りに相当）のような短い上衣．女性は長い単衣に前掛けをしめる。一部の男の上衣はわりに簡単で，向かい衿のチョッキに，J字ズボンをはく．女は袖なしの短い上衣のほか，前掛けをしめ，袈裟をすることもある。
高山族は機織りと刺繍が得意で，百宛部族は高山族のなかでももっともきわだっている。その図柄はおもに人物と百宛蛇で，ほかに鹿，猪など狩りでしとめた獲物がある。高山族の女は麻をさまざまな色に染めたり，織ることが上手で， また好んで衿，袖口、前掛け、頭巾にさまざまな手のこんだ模様を縫いとる。出所：中国民族服飾1981
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