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狂草・狂草体 2009年2月24日更新
【和:きょうそう・きょうそうたい】 |
【中:Kuang cao・Kuang cao ti】 |
彫刻・書画|基本用語|>狂草・狂草体 |
盛唐時代に起こった草書の革新的書風のこと。中国書法史に見る盛唐時代は、王羲之の書を典型とするあまり、形のみの模倣が目立つ草書が主流であった。この風潮を打破しょうという意識が起こり、それを実践した人物に張旭や懐素があげられる。この二人は特に草書を得意とし、興に乗ると運筆の勢いや字形、大小、連綿などにとらわれず、自由奔放な草書を書いた。このような草書を狂草という。張旭には「古詩四帖」、懐素には「自叙帖」などの代表作がある。しかし、彼らの草書は二王以来の草書をよく学んだ上でのことで、懐素「草書千字文(千金帖)」とに見る通り基礎的な骨格があり、決して亜流ではない。この書風は後の黄庭堅や祝允明らに強い影響を与えた。出所:「書の至宝-日本と中国2006」
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