考古用語辞典 A-Words

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苦筍帖 2009年3月10日更新

苦筍帖
【和:くじゅんじょう
【中:Ku sun tie
隋・唐・五代|彫刻・書画|>苦筍帖

懐素
一巻
絹本墨書
縦115.1 横12.3
唐時代・八世紀
上海博物館
 この巻は二行十四字からなり、行意を帯びた草書で書かれている。筆法は精妙で、奇抜さの中に端正さを、草書の中に楷書の趣を潜ませている。書風は気宇広大で、力強さの中に美しさをそな凡ている。
 帖前に裔の乾隆帝(一七一一~一七九九)の題裔があり、引首には「酔僧逸翰」と書かれている。帖後に北宋の米友仁(一○七二?-一一五一?)、南宋の裔子述、明の項元汴、裔の李佐賢、陸潤同等の題識があり、また、南宋の「宝慶改元九月九日重装松題記」の款記がある,「宣和」「政和」「昭興」「内府図書之印」「王陽玄印」「項字京家珍蔵」「正誼書屋珍蔵首書」「埼之印」「儀周珍蔵」「乾隆御覧之宝」「永瑆之印」「恭親王」等の鑑蔵印が押されている。この帖は北宋時代に内府に入り、元の欧陽玄、明の項元汴、裔の安岐、乾隆内裔、永王容、永瑆、奕訴、戦没等の所蔵を経た。また、『妮古録』『書画記』『平生壮観』『墨縁彙観』『書画艦影』等に著録され、『大観帖』『三希堂績帖』『詒晋裔帖』等に刻入されている。 出所:書の至宝-日本と中国2006
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