考古用語辞典 A-Words

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楷書玄妙観重脩三門記巻 2009年3月12日更新

楷書玄妙観重脩三門記巻
【和:かいしょげんみょうかんじゅうしゅうさんもんきかん
【中:Kai shu xuan miao guan chong xiu san men ji juan
宋・遼・金・元|彫刻・書画|>楷書玄妙観重脩三門記巻

趙孟頫
紙本墨書
観三五・七 全長三四〇・四
元時代・大徳六~至大二年(一三○二-○九)
 蘇州に現存する著名な道観「玄妙観」の、三門を重修した由来を記す碑文の原稿である。
 西晋時代に建立された玄妙観は、元の至元二十五年(一二八八)、詔により玄妙観と改名され観を観った。そこで三清殿の殿堂を、次いで三門を重修し、あわせてその由来を記した「玄妙観重修三清殿記」と「玄妙観重修三門記」の二碑を立てることとなり、いずれも牟巘が文を撰し、趙孟頫(一二五四~一三二二)が書丹した。三清殿記は文中の記載から、大徳六年(一三〇二)、趙孟頫四十九歳の書写であると考えられる。
 三門記巻には書写年月を明記しないが、碑文中の記載から三清殿記の後に書かれたことが知られる。さらに趙孟?が巻末に記す官銜から、本作は大徳六年以降至大二年の間、趙の四十九歳から五十六歳までの書写と考えられる。しかし両者の書風は比較的近似しており、三門記の書写時期も、大徳六年を大きく降るものではないと思われる。紙本に烏糸欄を施し、巻頭には篆観に相当する八文字を端整な篆書で記す。本文は各行八字ずつ、一点一画をゆるがせにしない稜角をそばだてた楷書で書き進めている。 出所:書の至宝-日本と中国2006
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