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バン・チェン遺跡(タイ世界遺産) 2009年3月23日更新
【和:バン・チェンいせき】 |
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東南アジアの歴史上、大変重要な先史時代の遺跡が、静かな農村バン・チェンで発掘された。1966年、ハーヴァード大学の学生がこの村を訪れ、偶然、素焼きの土器を発見したことがきっかけだった。幾何学模様が描かれたこの上器は、紀元前3000~前2000年頃のものと考えられている。独特な彩色が施された土器は、バン・チェン彩文土器と呼ばれ、この地域の文化の独自性が明らかになった。このほかにも、先史時代の生活を明かす貴重な材料となった人骨やガラス玉、青銅製の指輪、鉄製のナイフなどの副葬品や壺類が発掘されている。この頃すでに稲作や家畜の飼育が行われていた痕跡もあるという。先史時代の生活を偲ばせる出土品は、隣接地に建つバン。チェン国立博物館に展示され、発掘現場も公開されている。出所:世界遺産の旅
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