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古部スコタイ・周辺古都(タイ世界遺産) 2009年3月23日更新

古部スコタイ・周辺古都(タイ世界遺産)

【和:ことスコタイ・しゅうへんのこと
【中:
面白テーマ|世界遺産|>古部スコタイ・周辺古都(タイ世界遺産)

1220年頃、タイ族がカンボジアのクメール族を打ち破り、タイ族による歴史上初の王朝、スコタイ王朝が誕生した.スコタイ王朝は、第3代ラムカムヘン王の時に全盛時代を迎え、タイ文明が花開いた。ラムカムヘン王は、中国・元朝に入貢するほか、クメール文字を改良してタイ文字をつくりあげたり、スリランカから上座部仏教を取り入れて、仏教美術を築きあげるなど、文化・芸術に力を入れた,寺院建築などによる財政負担の増加で、人々の疲弊は進み、国力は次第に衰退していった.結局、1438年に南方のアユタヤ朝の属国になり、その幕を閉じることになる. 現在、スコタイ王朝の遺跡はタイ政府とユネスコの協力により、総面積45k㎡のスコタイ遺跡公園として保存されている。
公園の中心をなすのが東西1800m、南北1600mの城壁で囲まれた都城である.中央部分には、スコタイ独自の建築様式である、ハスのつぼみ形の巨大なチエディ(仏塔)をもつ、王宝寺院ワット・マハタートがあり、スコタイ王朝の祭儀を司っていた所と考えられている.その東側に隣接する宮殿跡からは玉座や石碑が見つかっている.城壁を出て東側にあるワット・トラパン・トン・ラーンの南外壁のレリーフは、スコタイ美術の最高峰といわれる.天女に囲まれて天から舞い降りてきた仏陀がモチーフとなっているのだが、残念なことにレリーフの大部分が盗難にあい、今はわずかに漆喰が残るのみである.出所:世界遺産の旅
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