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アーグラ城塞(インド世界遺産) 2009年3月24日更新
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ムガール帝国で最も重要なこの城は、1565年に第3代皇帝アクバルによって築かれた.赤砂岩でつくられているために「レッド・フオート」とも呼ばれている.当初は要塞としての機能に重点がおかれていたが、半世紀後のシャー・ジヤハーン帝の時代に補強、増築され、都城として復活した。この城はヤムナー川を背にしているので、防衛上も大変有利できている。アクバル帝から第6代アウランゼーブ帝の時代まで、一時期を除いて、その首都だった。
2重の堀、 2重の城壁で囲った外部とは対照的に、内部はたいそう豪華な造りになっている。色とりどりの宝石が壁面にはめ込まれたディーワーネ・アーム(公的謁見の間)やディーワーネ・ハース(私的謁見の間)、総白大理石造りのモーテイー・マスジト(真珠のモスク)などの華やかさは目を見張るばかりである。八角形のサッマーニ・ブルジ(望楼)からは、ヤムナー川の水面に浮かぶかのようなタージ・マハルが一望できる。
晩年、息子によってアーグラ城に幽閉されたシャー・ジャハーン帝は毎日ここから妃の墓廟を眺めて暮らしていたといわれている。出所:世界遺産の旅
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