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カジュラーホ建造物群(インド世界遺産) 2009年3月25日更新
【和:かじゅらーほのけんぞうぶつぐん】 |
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標高280m、南北3Km、東西2kmの平地に、インド北半に覇を唱えたチャンデーラ王家が、9~14世紀の間に85の寺院を建立した。現存するのはそのうち22の寺院で、それらヒンドゥー寺院の外壁はエロティックな天女像やミトゥナ(男女交合)像の彫刻で埋められている。
カジュラーホを特徴づけるこれらの像は、自己と絶対者の完全な同一性を唱えるタントリズムの影響であるといわれている.この地では古來から女性の性力が神聖祝され、寺院を飾るになくてはならないものとされていた。
インド各地では、この時期、寺院建築様式が確立され、大きく北方様式と南方様式に分かれて発展を遂げた。カジュラーホはその北方様式を代表するものである.カジエラーホの寺院群は西群、東群、南群に分けられ、なかでもメインとなるのは今も礼拝されているマタンゲシュワラ寺院などがある西群で、そのうち10世紀後半に建てられた最大規模のカンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院は、外壁に646体、建物内部に226体の神像をはじめ、さまざまな姿態の男女の彫刻を有する。東群にはジャイナ教寺院が数多いが、インドでは異なった宗教の寺院が共存することは珍しくない。南群には、 2つのヒンドゥー教寺院がある。
出所:世界遺産の旅
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