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イスラム都市カイロ(エジプト世界遺産) 2009年3月26日更新
【和:イスラムとしカイロ】 |
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礼拝の時を告げるコーランの一節アザーンが鳴り響き、美しいミナレット(モスクの尖塔)が立ち並ぶエジプトの首都カイロは、969年の建設以来イスラムの中心都市として発達してきた。7世紀からアラブ人の支配下で広まったイスラム教は、特有の習慣や言語とともに浸透し、現在エジプトでは人口の9割がイスラム教徒である。
イスラム都市のシンボルである荘厳なモスクは、当初から歴代君主によって盛んに建築された。9~10世紀には、カイロで2番目に古く最大級の規模を誇るイブン・トゥルン・モスクや、教育機関としての機能を併せもつアル・アズハル・モスクが完成.12世紀につくられたシタデル城塞には、後年の支配者ムハンマド・アリが財をつぎ込んだモスクがそびえる.イスラム寺院としては珍しく、装飾に金銀を用いたスルタン・ハサン・モスクは、細部にいたるまで非常に芸術性の高い建築物である.
これらイスラムの文化を伝える町並みは、現在のカイロの中心よりやや東側に位置し、訪れる観光客も多く賑わいを見せる場所となっている。しかし近年、この一帯の地盤の緩みなどから、建物が徐々に崩壊し始めるという問題が浮上し、早急な保護と救済が求められている.出所:世界遺産の旅
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