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カトマンズの谷(ネパール世界遺産) 2009年3月26日更新

カトマンズの谷(ネパール世界遺産)

【和:かとまんずのたに(ねぱーるせかいいさん)
【中:
面白テーマ|世界遺産|>カトマンズの谷(ネパール世界遺産)

ネパ―ルの首都カトマンズとパタン、バドガオンは、標高1350mのカトマンズの谷(盆地)の中心に位置する. ヒマラヤ山脈の2000m級の山々に囲まれ、ガンジス川の支流バグマティ川の右岸に、赤(レンガ造りの町が点在する。
ネパールは38の民族からなる多民族国家であり、この谷は先住民ネワール族が開いたのが始まり.13~18世紀のマッラ王朝時代にカトマンズは工芸や商才に長けたネワール族の職人の町パタンと、中世の息遣いが色濃を残るバドガオンとともに王朝のひとつとして繁栄。18世紀後半ネパールの首都となった。
全域がヒンドゥー教と仏教、計7派にとっての信仰の地で、繊細な木彫を施した木造の家並みがひまめく路地の間に、寺社、 ストゥーハ(仏塔)、沐浴場、庭園、仏像などが無数に見られる。
カトマンズ旧市街の中心はである王宮は、ダルハ―ル広場に面し、広場周辺には生き神様クマリが暮らす寺や、多くの寺院が建ち並ぶ。 広場に続く通りに面した店舗では、ネワール族が描いた仏画・曼荼羅が飾られ、路面では、野菜や日用品が賑やかに売買される。 また、カトマンズの谷を見わたす西方の小高い丘の上に、目玉寺院の名で知られる黄金のストゥーパ、スワヤンブナートがある、 ネパールのストゥーパの代表的なもので、約2000年前に建てられたという。ストゥーハの周囲を、敬虔なチベット仏教徒が幾度となくめぐる姿も、ごく日常的なものである。
130におよぶ建造物のいずれも両宗教の信仰の対象だが、宗派の違いによる対立もなく、穏やかな共存がなされている。首都としての活気の中に、伝説と神話が混在し、生活の中に信仰が息づいている、ヒマラヤの玄関都市である。出所:世界遺産の旅
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