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アムラ城(ヨルダン世界遺産) 2009年3月28日更新
8世紀、ウマイヤ朝のカリフ(王)たちは、シリア砂漠の西側に、たくさんの砂漠の宮殿を設けた。宮殿は征服した土地を管理警戒する拠点であると同時に、厳格なイスラム教徒の目を逃れ、酒や入浴などの享楽を満喫する場として、使用されていた。その中のひとつがアムラ城で、キャラバンサライ(隊商宿)を増改築した宮殿である。
石造りの建物は、謁見の間と浴場に分かれている。3つのかまぼこ形の屋根をのせた謁見の間の床は、モザイクタイルで覆われている。壁や天井には、体操をする運動選手、半裸体の踊り子、高価な宝石を身につけて浴槽でくつろぐ婦人などの、ウマイヤ朝の宮廷生活や、歴史、神話をモチーフにしたフレスコ画で飾られている。熱浴室(サウナ)のドーム形天井には、天体図が描かれ、ローマ式の浴場には、踊る裸婦、少年とたわむれる裸婦など裸体画が堂々と並ぶ.肌の露出には厳格なイスラム社会では、あまりお目にかかれないフレスコ画である。出所:世界遺産の旅
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