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パルミラ遺跡(シリア世界遺産) 2009年3月29日更新
【和:パルミラのいせき】 |
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シリア砂漠の中央に位置するパルミラは、インドとヨーロッパを結ぶ、シルクロードの拠点として、紀元前1世紀頃から栄えていた. 2世紀に、ナバテア国のペトラがローマ帝国に併合されると、隊商路が変わり、ローマ帝国の交易路の要所として黄金期を迎えた.
10k㎡にもおよぶパルミラの中心は、記念門から北西に広がる部分.建築様式や彫刻は、華麗なローマ帝国最高の技術が駆使されている.門を入ると、列柱が連なる大きな通りの両側に、ディオクレティアヌスの碑文が刻まれた浴場、アポロ神殿、野外劇場、元老院、取引所が並ぶ。この辺りにはアゴラ(市場)もあり、商店が軒を連ねていたという。突き当たりには、宗教儀式が行われた葬祭殿、ディオクレティアヌスの城塞が並ぶ。
南東部には、遺跡で最も重要なベール神殿が建つ。ベールとはバビロニア語で「主」のこと.ゼウスやジュピターと同義である.高さ1lmの壁が東西210m、南北205mにわたって囲んでいた聖城には、列柱廊のある神殿がひときわ厳かに建つ。これらの建築物は、273年、ローマからの独立というパルミラのゼノビア女王の野望とともに、ローマ軍に打ち砕かれた。それ以降は廃墟となり、都市は消滅した。出所:世界遺産の旅
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