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力デイーシャ峡谷・神杉森(レバノン世界遺産) 2009年3月29日更新
【和:力デイーシャきょうこくとかみのすぎのもり】 |
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レバノンの国旗に描かれているレバノン杉は、かつて、南北に連なるレバノン山脈を覆っていた。しかし現在は、北部にたった1200本ほどしか残っていない.ここまで乱伐されたのは、防虫防腐効果があり、耐久性に優れていたため、建築資材として多用されたからである。エジプトの神殿やエルサレムのソロモン王の宮殿、イランのペルセポリスなどの石造建築の梁材として使用されたり、フェニキア人の外洋船や、アレクサンドロス大王の無敵艦隊の造船にも利用された.そして、聖木として祭祀に、エジプト人は柩にしたり、抽出した淡褐色の芳香のある樹脂を布に浸し、 ミイラにする人を包んだりもした。数千年にわたる支配者たちの乱伐が、今日のレバノン杉減少の最大要因といっても過言ではない.
天然のレバノン杉は、樹齢1500~2000年のものもあり、高さ30m、周囲が10mにもなる。生長が遅く希少なレバノン杉を見るには、近年植林されているブシャーレ近くのカディーシャ峡谷がよい。しばしば聖書に登場するレバノン杉は、 レバノンの栄光の象徴である。出所:世界遺産の旅
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