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ザビード歴史地区(イエメン世界遺産) 2009年3月30日更新
【和:ザビードのれきしちく】 |
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紅海にほど近いザビードは、古くからイスラム世界の学問をリードしてきた。819年、ムハマド・イブン・シヤードがシヤード朝を建国し、ザビードに首都をおき、アル・アシャエル・モスクのマドラサ(イスラム教の学校)を充実させた。これがアル・アシャエル大学の前身。瞬く間に評判は広まり、多くの高名な学者を輩出している。
13世紀のラスール朝になると、莫大な富を背景に、マドラサやモスクが200以上建てられ、アラビアばかりでなくエチオピアなどからも、5000人以上の留学生が学んだ。神学、医学、法学、歴史学、詩学、農学など多岐にわたり、町全体が巨大な大学となった。残念ながら、この時代の建造物はほとんどが姿を消していて、かつてマドラサだった平らな屋根のモスクがいくつか残っているだけである.レンガを積み重ね、その表面に石膏を塗り幾何学模様のレリーフで飾るという、ザビード様式の建築物は必見。出所:世界遺産の旅
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