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タスマニア原生地域(オーストラリア世界遺産) 2009年3月31日更新
【和:タスマニアげんせいちいき】 |
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オーストラリア南東部にあるタスマニア島は、世界が最後の未開の島である。島の北西部のクレードル山から、南西部の海岸までの地域には、 4つの国立公園があり、島の総面積1万3836k㎡の5分の1におよぶ。標高1617mのオサ山を筆頭に、標高1300m級の山が多く、氷河によって侵食された独特の景観である.
山々は島の中央部に連なって、メセタ(台地)を形成している。このメセタも、クレードル山/セント・クレア湖国立公園内のセント・クレア湖も、すべて氷河の侵食作用が生み出したものだ。浸食は激しく、かつて谷だった湖の水深は160mにも達する。雪解け水は、湖の南西に100以上の沼地をつくりだした。クレードル山/セント・クレア湖国立公園では有袋類のオポッサムや、肉食性の有袋類としては最大のタスマニアデビルなどが成育する。また、固有種の動物も多く、島であることが幸いして、野生のイヌ、ディンゴが入りこまず、絶滅からまぬがれた。
島山部は世界最後の末開地のひとつで、世界で唯一、亜南極のヤブとオーストラリアのユーカリノキが混在する亜高山混交林がある 鳥の南西部のカヤッリグサとユーカリノキの牧草地は、かつて冷温帯多雨林であった所。年間降雨量3500mmという環境が、 この多雨林を育てたのだが、無謀な伐採により、19世紀初頭に姿を消した。
タスマニア島は、鐘乳洞の多さでも知られるなかでも、サウスウェスト国立公園の巨大なジャズ洞窟には、アボリジニの岩壁画がなっている。1万年以上前のものといわれ、手を押しつけて形をつくり、そこに黄土動物の脂や上をふりかけて描かれている。これは、 ステンシル技法と呼ばれ、島内のほかの洞窟でも同じ技法による岩壁画が見つかっている。出所:世界遺産の旅
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