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トンガリロ国立公園(ニュージーランド世界遺産) 2009年3月31日更新

トンガリロ国立公園(ニュージーランド世界遺産)

【和:トンガリロこくりつこうえん
【中:
面白テーマ|世界遺産|>トンガリロ国立公園(ニュージーランド世界遺産)

ニュージーランド北島の中央部には、姿の美しいナウルホエ山(標高2291m)がそびえている。すぐ隣のトンガリロ山(1967)とともに、約200万年前に活動を始めた古い火山である。やや南に位置するルアペフ山(2797m)は、これらの2つの火山より遅く活動を始めた。 トンガリロ国立公園のこれら3つの火山は、現在も続く大陸プレートの潜り込みによって、火山列の上に表出して形成された火山である。
ニュージーランド最古の国立公園であるトンガリロ国立公園の成立は、先住民マオリ族の世界観と熱意によるところが大きい。ポリネシアの住人であったマオリ族の先祖たちは、1000年以上も前に新天地を求めてカスーに乗り、この地にやってきて定住した.以後、何世紀にもわたって、自然崇拝の宗教観をもって暮らしてきた.17世紀になるとヨーロッパ人がやってくる。18世紀にはクック船長が訪れる。1840年、イギリスはマオリ族の首長とワイタンギ条約を締結する。この結果、国の統帥権はイギリス国王に移譲され、ニュージーランドはイギリス直轄植民地になった。これを機に入植者が増加し、人口の9割以上がイギリス系ヨーロッパ人という比率にまでなった。
これらの人びとにとっては、土地は人間が利用するためにあるが、マオリ族にとっては、先祖伝来の土地は、所有するものではなく、精霊に満ちた神々からお借りしているものである。 トンガリロ山周辺は、 3火山の火をかきたてたマオリ族の神官と首長たちが、何人も埋葬されている聖地なのである。マオリ族の熱心な運動により、放牧地とされつつあったトンガリロ山一帯は、1894年にニュージーランド初の自然保護区として国立公園に指定された。多くの観光客を引きつける3火山はまた、北島で最大最良のスキー場でもある。出所:世界遺産の旅
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