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アルジェのカスバ(アルジェリア世界遺産) 2009年4月1日更新
【和:アルジェのカスバ】 |
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16世紀頃~19世紀初め、地中海を荒し回ったトルコの海賊は、アルジェの町を拠点としていた。アルジェの旧市街はこの海賊によってつくられ繁栄した、いわば「海賊の町」である。カスバとは、アラビア語で城塞の意をもつ言葉だが、アルジェでは旧市街全体をカスバと呼び、異例である.
海を望む丘の斜面に広がるこの町は、急な坂道と狭い路地が迷路のように入り組み、モスクやスーク(市場)、商人宿など、さまざまな建物が密集している。この地にはもともと、多くの礼拝所やモスクが建造されていたが、なかでも11世紀頃に建てられたエルクビール・モスクは、アルジェ最大で、今も荘厳にな雰囲気をたたえている。16世紀以降、建築物も増え、美しいミンバルを備えたジュディッド。モスクや、豪華な装飾が
施された支配者の居城など、巨財をつぎ込んだ建設がなされた。その後、城壁をはじめかなりの部分は破壊された。現在残っている建物は、16~19世紀につくられたものが多く、老朽化が進んでいる。人びとは新市街へと移り、カスバ住む人も減ってきた.しかし今も、昔ながらの美しい家屋の間には生活の匂いが漂い、広場では青空市が開かれている。出所:世界遺産の旅
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